栄スワン歯科・矯正歯科からの回答
インプラントは臨床応用されてから50年ほどと、歴史の浅い治療法です。
60~70年の長期間にわたってインプラントを使い続けた事例はまだありませんが、世界で初めてインプラント治療を受けた人は、亡くなるまでの40年以上問題なくインプラントを使い続けました。
「インプラントは一生持つ」とは言い切れませんが、インプラントの脱落を予防できれば、長期にわたって使えるはずです。
インプラントが抜け落ちて使えなくなってしまう最大の原因は、インプラント周囲炎という病気です。
インプラントは人工物なので歯周病にかかることはありませんが、歯垢が溜まることで歯周病に似たインプラント周囲炎にかかります。
インプラント周囲炎によって周辺の歯周組織が破壊されることで、インプラントが脱落してしまうのです。
インプラント周囲炎の予防には、毎日の丁寧なブラッシングと歯科医院での定期的なメンテナンスを受けることが大切です。
衛生的な口腔内環境が整っていれば、インプラントを第二の歯として長く使い続けられるでしょう。